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きもの de 探検隊 京都南座歌舞伎鑑賞の巻

2009年5月5日(火曜・祝日) 和装で京都南座に行って参りました。
この日の演目は歌舞伎 『通し狂言 小笠原騒動』。南座では10年ぶりの上演となり、史実に残るお家騒動を元にした、エンターテインメント性溢れる作品。キャストは中村橋之助さん、片岡愛之助さん、中村勘太郎さん、中村七之助さんという豪華な顔ぶれです。僕たちの席は、真ん中の1列目、2列目、3列目、4列目という最高の席。しかしながら、舞台終盤に橋之助さんと勘太郎さんは格闘シーンで水を使うので、1列目の僕の所に、ビチャビチャ水が飛んでくる!飛んでくる!事前に劇場から配られていたビニールシートで水しぶきを防御するのが大変。僕だけでなく、右隣の父も、左隣の知らない方々も、とにかく1列目の観客全員は賑やかで、演目同様“大騒動”であった。

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僕たちが拝見したのは昼の部で、午前11時から途中数回の休憩を挟みながら、だいたい午後3時頃終演となる。この長時間熱演で舞台に立ち続ける俳優みな素晴らしく、心から敬意を表したい。終演後すぐ劇場を出て甘味処に移動。僕はあずき入りのバニラアイスを食べていたが、南座ではこれから午後の部が始まろうとしている。あの熱演をもう1回するのかと思うと、本当に俳優という職業は凄まじい。5月末の千秋楽まで、誰も怪我の無いようにと一観客の立場から願わずにはおれない。