和門なかむら 東大阪の着物屋さん

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いつかは着てみたい!憧れのきもの・結城紬展(9/25〜)

<はじめに>
着物の世界に身をおくものとしては、結城紬は気になる存在です。
それは、私の中で絹織物の最高峰は結城紬だという認識があるからでしょう。
一度おもいっきり取り組みたい、取り組みたいと念じ続け、その結果ようやく
「いつかは着てみたい!憧れのきもの・結城紬展」を開催することになりました。
とにかく、この喜びをイベントで表現できればと思います。
本年6月に私はおだやかな結城産地(茨城県)を訪ねて参りました。
そこで見てきた事、勉強してきた事をお話いたしますので、
ぜひ遊びに来てください。                和門なかむら 中村昭夫
                       

<イベントの概要>
タイトル:いつかは着てみたい!「憧れの着物・結城紬展」
と き:9月25日(金曜)・26日(土曜)・27日(日曜)の3日間
ところ:和門なかむら
説 明:「東の結城 西の大島」という言葉があるぐらい、結城紬(ゆうきつむぎ)は有名で、日本を代表する織物です。昭和31年「国重要無形文化財」に指定され、来年「ユネスコ無形文化遺産」に登録される結城紬を、今回は結城産地の有力産元と直接取引する事で、おもいきった価格で発表できる運びとなりました。
価格も袷(あわせ)に仕立てて10万円台から。
イベント当日は産元の若旦那が「手つむぎ糸・絣くくり・地機織り」など本場結城紬の特徴等をお話いたします。結城紬のぬくもりと軽さを体感しに来てください。

<イベントでのおもてなし>
おもてなしとして、お抹茶と桑の実配合の結城のお菓子をお召し上がりいただき、
お帰りの際には、絶品の「結城細うどん」(高級乾麺)をお持ち帰りいただきます。    
◎ お抹茶+結城のお菓子(桑の実配合)+結城細うどん=1,000円
                              < 要予約 9月17日まで >


<重要無形文化財の本場結城紬 3つの要件>
(1)撚りの無い、手つむぎ糸を使用すること
(2)絣模様をつける場合、絣くくりによること
(3)地機で織ること


手つむぎ糸
(1)袋真綿から糸を手でつむいでゆきます。
結城紬のぬくもりと軽さの秘密はこの作業によるものです。



絣くくり
(2)絣模様の模様部分を綿糸でしばってゆきます。
この仕事はチカラがいるので、もっぱら男性の仕事です。



地機織り
(3)経糸(たていと)が織工さんの腰に巻いたベルトに固定されています。
これが地機織り。素朴で、原始的な織機と言えるでしょう。
高級な本場結城紬はこの地機によって生み出されます。