和門なかむら 東大阪の着物屋さん

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参考にどうぞ!きものQ&A (着くずれ対処法)

Q:きものを着始めて約1年です。自分で着ると、衿元が片方だけすぐかぶってきて、半衿が見えなくなってしまいます。どこを直したらいいんでしょうか。

A:衿元がかぶってくるのは着付けの際に深く衿を合わせ過ぎているか、またどちらかの肩が下がっている場合には片方だけ衿がかぶってくるとのこと。まず体形補整の時に自分の欠点をよく知り、下がっているほうにパットや綿を入れて補整をするといいようです。またバストが大きく、胸元がへこんでいると衿合わせが崩れるとも。バストの大きい人は晒しを巻いて胸元を平らにするか、洋服用肩パットの薄手のものを補整用具として利用するといいとのことです。着くずれて半衿が見えなくなったら、きものの前身頃の見八つ口をもって両脇に寄せると衿が出てきます。


Q:着付けてすぐはいいのですが、しばらくして立ったり、座ったり、歩いたりしていると帯が下がってきてしまうのですが、どこが悪いのでしょうか?

A:帯が下がるのは、ウエストとヒップの差があり過ぎる人、極端にウエストが細い人です。また帯が上に上がるのも、ウエストとヒップの差があり、お腹の出ている人がそうなりやすいそうです。十分に体形補整をしないからだとか。ウエストにタオルやパットを巻いて、また後のヒップの上にもパットを当てます。こうして出来る限り「ずん胴」に近くすると帯の上がり下がりは防げます。お腹の出ている方は晒しなどを巻いて押さえるといいでしょう。

※全て書籍からの抜粋です。